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考える日々。運営の意義すら危うい。10月4日「メイン」を更新。


by Rakawa
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よむよむ

トーアで布を買ったら違うメーター数を渡されてたらしく、隣の100均まで1.4m布と1.5m定規を抱えたお兄さんが追い掛けてきて取り替えにきてくれた。

イートインできる点心の店であんまんを買って食べてたら中から出てきたのはどう見ても肉で、お姉さんが慌ててあんまんをくれた。かじっちゃった肉まんも食べる。

服屋のギャル姉さんが領収書の「衣装」の字が書けなくてテンパっていたのをおじさんが助けていた。

愛すれど平凡な日々、中野ブロードウェイ。



滞っていた読書感想など。

飽きもせず村上春樹。
寄行の恋人(片思い)が数種の冒険から帰るのを全身全霊の努力と行動力で待つ小学校教員の夏、『スプートニクの恋人』を読んだあとは、春樹さんのギリシャ正教巡礼地旅行記『雨天炎天』を見掛けたので読む。基本山登り。清廉な空気が伝わります。
トルコ編はまだこれから。
スプートニク~ での鍵となる地がギリシャなのです。
『ねじまき鳥クロニクル』と相対する感じ。
近所の井戸⇔ギリシャの聞いたこともない秘島
妻を追う⇔片思いの恋人を待つ
追うために仕事を辞める⇔仕事を全うすることで恋人を待てる、結果彼女は帰ってくる
巻き込まれる妻⇔諮意的にいなくなる恋人
介在する第三者・妻の兄(仲悪い)⇔恋人の恋人(仲良い)

などなど。村上小説は記号的に面白いので分析したくなります。


『夜は短し歩けよ乙女』
 希代の妄想作家・森見登美彦。
人気作家のは図書館の予約数が多すぎて、待ってる間に新作が出てしまい時流に乗り遅れる。森見さんもそう。有頂天家族が出てずいぶんしてからの歩けよ乙女。男子の妄想大暴走。尾行、鯨飲、京都を縦横。


八木啓代『危険な歌 世紀末の音楽家たちの肖像』幻冬舎
タイトルが渋沢達彦ぽーい。と軽い気分でジャケ借り。
日本人女性シンガーの南米放浪エッセイなのだけど、びっくりした、文章がすごい上手い!話題や時系の転換が滑らかで、するりと入ってくる。歌う歌もそうなのかしらと思わせます。
中南米の政情不安、経済難、その一方で歌われる歌は癒しなのか武器なのか。平成10年版なのでフジモリ大統領就任のころの10年前事情ですが、民族音楽好きにはとても興味深く読めると思います。

買った漫画
『エマ⑩』 森薫
『ジェンテ②』 オノ・ナツメ
by Rakawa | 2008-04-28 16:26 | メイン